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技術的な話など

技術同人誌「ネットワークスクランブル TCP編」がめっちゃ分かりやすい

先日の第2回 技術書同人誌博覧会で購入した ネットワークスクランブル TCP編 を読了。

booth.pm

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本の発売自体は今年の 5/24 で、ちょっと前だったみたい。

woshidan.hatenablog.com

98ページと手頃な厚さで読みやすく、それでいて TCP について一歩深く掘り下げた内容になっていて、TCP の難しい様々な機能や概念を一気に理解できていい感じ。

自分の場合、スリーウェイハンドシェイクや、そこからの状態遷移くらいは知ってたんですが、

ウィンドウによる送信量制御、遅延ACK、高速再送制御、累積的ACKを改良した Selective ACK (SACK)、パケットロスした場合のリカバリーの方法、NagleアルゴリズムやPUSHフラグの問題点、などなどなど、

よく分かってない概念がいっぱいあったんですよね。知らないことすら知らなかったことも多い。

スリーウェイハンドシェイク知ってた、てさっき書いたけど、そこについても「6章 すこし詳しくハンドシェイク: ソケットAPIとコネクションのステータス遷移」で深堀りしてくれていて、これを読むと俺は何を知っていたというのだ…て気分になりましたよね…

(どうでもいいけど CLOSING ステータスについては一切触れてないのはレアケースだから省いたのかな? ていうか CLOSING ステータスって両者が同時にFINを送りあった場合にのみ遷移するステータス、で合ってる? まあどうでもいいけど…)

難解な部分については著者自身の考えも交えつつ、TCP について非常に分かりやすくまとめてくれてると思いました。他の本もこれから読むけど楽しみ。